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海外ビジネスで最も必要となるのは「リーディング力」
海外の顧客から送られてきた英文メールや契約書・議事録などのビジネス重要書類を正確に読み、相手の要求や意見を理解することが海外ビジネスでは最も重要となります。それらを可能にするのが「リーディング」の能力ということになります。
また読んで解らないことは、直接説明を聞いても解りませんし、自分の意見や反論を書いたり、話したりもできません。そういう意味では英語の総合力は「リーディング」の能力によって左右されると言っても過言ではありません。ここでは「リーディング力」を高める学習方法について紹介致します。
「リーディング」学習の心がけ
「リーディング」学習を行うに辺り、以下の点を心がけるのが良いです。
- 英文を前から読むクセをつける(I play the golf.を「私」「した」「ゴルフ」と訳していく形を習慣づける)
- 100%理解しなければという思い込みを捨てる。「誰が/何が」「どうなる/どうする」と言った大まかな、8割ぐらいの理解で良しとして読んでいく。
- 慣れてきたら英語を英語で理解するように心がける。これによって速読が可能になる。
「音読」による効果
「リーディング」を行うに当たり、「音読」を行うことが効果的です。周りの目が気になるところでも「黙読」ではなく、「マンブリング(つぶやき)」で行う方が良いです。「音読」して自分の耳で自分の発音を確認することが「リスニング」や「スピーキング」の能力向上にも繫がってきます。できればナレーションのある英文であれば、リーディング学習の初期段階でナレーションのリスニングを行い、正確な発音を確認したうえで声を出して「リーディング」を行えば更に学習効果が高まります。
「リーディング」学習の具体的な方法
学習の心がけを意識し、音読でながら、次の手順で「リーディング」学習を進めていくのが良いです。
- 英文を普通に読む。(英文ナレーションを確認してからの「音読」が望ましい。)
- 英文をゆっくりと読み、不明単語などはしっかり調べて理解を進める。
- 英文を2~3回、前から英文意味を理解しながら音読で読む
最後は速読に取り組む
英文理解を進めたのち、英文を2回音読で読んで慣れてきたら、最後は速読にも挑戦してみましょう。速読での「音読」は難しいので、「マンブリング」「黙読」で速読を意識して「リーディング」を行いましょう。そうすることによって、ビジネスにおける英文処理の速度が上がったり、TOEIC試験のPart6・7を時間制限内に英文・設問を確実に読んで答えを導き出す能力を引き上げることができます。
「リーディング」に適した教材
TOEICのPart6・7の英文教材を活用することをお勧めします。また英文ナレーションがあるものが望ましい場合、TOEICのPart4もお勧めです。あと、このサイトで紹介している中上級向けの「邦訳書」+「洋書」+「Amazon Audible(英文ナレーション)」の組み合わせも「リーディング」学習に適しているかと思います。是非お試し下さい。
「リーディング」は英語基礎力の要
英文を数多く読んで「リーディング」の能力を強化することは、英語基礎力を高めることとなります。「ライティング」「スピーキング」での良質の英文アウトプットを行うためには、アウトプットをはるかに上回る「リーディング」による良質のインプットが必要となる。是非ここで紹介した「リーディング」学習を参考に英語基礎力を高めて頂きたいです。