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英語コミュニケーションにおける「リスニング」の重要性
英語リスニングを高めることによって、相手の発した英語を正しく聞き取り、その意味を理解する、それによって、自らのスピーキングへとつなげることができます。 英語でのコミュニケーションを円滑に行ううえで、「リスニング」の能力は非常に重要な要素となります。
ここでは「ディクテーション」「パラレルリーディング」「シャドーイング」という訓練法を通じてリスニング力をアップする仕方とそれぞれの訓練法に最適な学習教材を紹介致します。
「ディクテーション」を通じて正確な「リスニング」の能力を身につける
「ディクテーション」とは英語の音声を聞きながら流れてくる英語を文字起こししていく訓練法です。聞こえた英文をノートに書き取っていたため、どの部分が聞き取れて、どの部分が聞き取れていないかが一目瞭然でわかります。
聞き取れなかった箇所を確認し、その原因を明確にしていくことのより、より正確な「リスニング」の能力を身につけることができます。30秒以下の短いナレーションの学習するのが望ましく、身近な教材ではTOEIC L&RのPart1、Part2が最適な教材の一つになります。
「パラレルリーディング」「シャドーイング」で長文英語リスニング力を引き上げる
「シャドーイング」とは英語の音声を聞きながら、遅れないようにできるだけ即座に声を出して繰り返しついていく訓練法です。「シャドーイング」には音声的な特徴を注意しながら正確に音再現しようとする「プロソディックシャドーイング」と音声の意味を注意しながら聞く「コンテンツシャドーイング」があります。
この両方のシャドーイングを同時に行うことができるようになれば、頭の中に蓄積する音声の量を増やすことができ、合わせて意味処理を行う情報量も増やすことができ「リスニング」を通じて英語ナレーションの内容に対する理解を高められることができます。しかし音声を聞くだけで即座に声を出してついていくことは非常に難しく、慣れないうちは、テキスト英文を見ながら「シャドーイング」を行う「パラレルリーディング(テキストブックシャドーイング)」を行いましょう。
目で英文を追うことにより、「プロソディックシャドーイング」「コンテンツシャドーイング」をサポートしてくれます。2~3回と行い、スピードに慣れてきたら「シャドーイング」に切り替えるような流れで学習を進めます。ナレーションの長さに特に制約がないですが、「パラレルリーディング」を行うことや途中で英文をチェックできるように英文とナレーションがセットとなっている教材を選びましょう。
身近ではTOEICのPart3、Part4がナレーションの長さ、英文コンテンツから最適な教材だと思います。また、中上級向けとしてこのサイトでお薦めしている「邦訳書」+「洋書」+「Amazon Audible(英語ナレーション)」の組み合わせも「パラレルリーディング」「シャドーイング」の学習教材としてお勧め致します。
継続的に訓練法で学習を進めでリスニング力を維持・向上する
30秒以内の短い英文ナレーションを使っての「ディクテーション」を、一方それより長い英文ナレーションに対しては「パラレルリーディング」「シャドーイング」の訓練賞を繰り返し行うことによって「リスニング」の能力は飛躍的に高めることができます。是非最適な教材を見つけ出して学習を始めていきましょう。